ノンポリマー・ノン繊維タイプ

ZモルタルS-Tは、ポリマー混和液及び繊維を含まない特殊セメント系の防食防水材です。
使用材料にノンポリマー・ノン繊維の規定がある施設に適用が可能です。主に密閉水槽に適用します。

テックス7 ZモルタルT 劣化部 除去面


 


特長

水質
厚生労働省令等やJWWA Z 108:2016の浸出試験方法や基準値を満し、水道施設コンクリート水槽内面へ適用できます。

施工性
垂直面での施工厚さ10mm~20mm程度を一回の吹付け、またはコテ塗り作業で施工できます。
吹付け作業において、跳ね返り損失(リバウンドロス)が小さく、コテ塗り作業も良好です。

硬化特性
早強性に優れ良好な施工性とともに、工期短縮を可能にします。
材齢28日で50N/m²以上の圧縮強度を発揮しコンクリートと同等以上の安定した強度を有します。

耐久性
硬化物は密実で透水性が低く、耐久性及び耐摩耗性に優れています。


高品質フライアッシュの特長


フライアッシュの利点と改善

フライアッシュは、「温度ひび割れの抑制」「乾燥収縮ひび割れの抑制」「アルカリ骨材反応の抑制」「耐久性の向上」「美観の向上」等利点や効果が多くあるものの、モルタル混和材料としての普及が進まなかったのはフライアッシュに含まれる未燃カーボンの影響により空気量が安定せずモルタルの品質が安定しないためであります。この未燃カーボン不純物をフライアッシュ原粉から高温強熱減量と粉砕分級工程を施すことで除去し、コンクリート及びモルタルの品質を確保したものが高品質フライアッシュ(CfFA)です。

高品質フライアッシュが配合されたコンクリート及びモルタルは、フライアッシュのポゾラン反応により長期間にわたりコンクリート強度発現が促進されることから建築物の長寿命化技術として注目されています。

フライアッシュ原粉 高品質フライアッシュ


 


■施工使用例(防食防水10mm厚の場合)



工程 使用材料・機器 使用量(kg/m²) 施工方法
劣化部除去 超高圧洗浄機 超高圧水処理にてコンクリート
表面の劣化部の除去
吸水防止材 テックス7 0.15 噴霧器又はローラー刷毛にて
均一に塗布
防食防水 ZモルタルS-T 粉体:19.0
水:3.04
コテ又は吹き付けにて塗り付け
金ゴテで平滑に仕上げる

※ノンポリマー規定により吸水防止材が使用できない場合は、施工面を湿潤状態にしてください。


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