(有機系被覆工法 硬質塗膜)

オープン水槽における紫外線対策の耐候性仕様

ジックレジンNP-143工法 耐候性仕様は、日本水道協会規格JWWA K143規格の塗膜の品質に適合すると共に、コンクリート保護機能の高耐久性を有するビスフェノールAタイプのエポキシ樹脂を適用し、水道用コンクリートオープン水槽の紫外線対策としてアクリルウレタン樹脂をトップコートとして施した耐候性仕様です。水質の安全衛生性に関する技術基準類(厚生省令第15号及び厚生労働省令第15号)による水質基準に適合しており、上水道関連施設のコンクリート水槽内面保護用途に最適です。



 


特長

  • 高強度特性を有するエポキシ樹脂と粉体配合の素地調整材を適用しており、コンクリートと塗膜の接着界面に発生する各種応力による塗膜の付着損傷を防止する優れた付着安定機能を持っています。
  • コンクリート下地の表面含水率に関わりなく優れた付着力を発現するため、下地の乾燥及び水分測定の必要がなく、経済的・効率的な施工が行えます。
  • 平滑な修正下地により、均一な厚みをもつ欠陥のない塗膜を容易に形成することができます。
  • 化学的抵抗性に優れた不透過性の強靭な硬化塗膜を形成します。
  • 硬化塗膜は、日本水道協会規格JWWA K143に規定された塗膜の品質に適合します。
  • 硬化塗膜は、厚生省令第15号台条17.ハ 水道施設の技術的基準を定める厚生省令及び厚生労働省令第15号による水質基準に適合します。

■施工仕様例



工程 使用材料名 塗り重ね間隔(20°C) 
(前工程終了後)
標準使用量
(kg/m²)
塗り回数(回) 硬化塗膜厚さ(㎜)
素地調整 ジックレジンHE104X 下地処理後
短期間内
1.0 1~2
下塗 ジックレジンE602 15時間以上
7日以内
0.7 1 0.5以上
上塗 ジックレジンE603 15時間以上
7日以内
0.2 1
仕上中塗 ジックレジンEP 15時間以上
7日以内
0.15 1
仕上げ上塗 ジックレジンAU 15時間以上
7日以内
0.15 1

※施工対象部位のコンクリート表面に豆板・段差・漏水箇所等の欠陥がある場合は、施工に先立って適切な方法で補修してください。
※JWWA K143硬化塗膜の規格値・・・0.5㎜以上
※素地調整の標準使用量は、下地コンクリートの状況により変動する。


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